ワークス北参道鍼灸院 院長の土屋慶幸です。

 ストレス社会で頑張る人を応援したい

ストレス社会で頑張る人を応援したい、という気持ちで開業しました。どなたでも日常生活では、大なり小なりストレスをかかえて過ごされていると思います。決してストレスが全て悪いわけではないのですが、自身の経験からもストレスのため込みすぎは注意が必要です。過剰なストレスは自律神経やホルモンバランス、免疫力などにも影響を与え、いろいろな場面でカラダの不調となって現れます。ストレスをためないことが大事、とはわかっていても忙しい毎日の中でコントロールすることはなかなか難しいと思います。鍼灸やマッサージ、ストレッチは、痛みやしびれなどの他にも、冷えやのぼせ、食欲不振、便秘、更年期障害など自律神経やホルモンバランスからのお悩みにもお役に立てます。

 つらさを経験したからこそ

私は、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師という国家資格を取得する以前、会社員として長年勤めてきました。時間に追われ、集中力が求められる仕事。また管理職としての仕事もあり多忙の日々でした。ただ、仕事はやりがいもあり、楽しい毎日が続きました。ある日、いつものように電話を耳に当てると、相手の声が非常に小さかったのです。あれ、故障？と思い反対側の耳に変えると普通に聞こえる。え？それがスタートでした。左耳が聞こえにくいので意識が左側にいき、左の首のハリが辛くなる。聞き逃すまいと集中するので、疲労感も強く帰宅するとベッドに倒れこんでいました。耳鼻科では、リンパ液が詰まって炎症を起こしているとの診断で薬をもらいました。半年くらいで症状は落ち着いてきたのですが、今度は原因不明の微熱とめまいが。地元の診療所から始まり、複数の病院で検査を受けストレス性のものかもと言われましたが原因は結局わかりませんでした。その後、仕事の環境が変わりいつの間にか症状が軽減。確かにストレスが原因の一つだったのかもしれません。ストレス社会で頑張っている方々も、似たようなことがあるかもしれない。私が痛みやしびれで来院される方たちにも、落ち着いた環境でストレスケアを含めた施術をするのは、局所だけでは取りきれないお悩みがあると感じているからです。

 鍼灸との出会い

ストレスで体を壊したことから、ストレスを発散させるように努めました。スポーツジムにも通いましたが、手軽にできるジョッギングが楽しく、今も続くランニング仲間との思い出はたくさんあります。ただ、当時は故障も多かったです。膝の痛みや腰痛はしょっちゅう、ひどい時には足底腱膜炎にもなり、朝ベッドから起きて足をついた瞬間、足裏に痛みを感じて一日がスタートするという毎日。整形外科では、痛み止めの薬と湿布をもらい安静にという指示でした。運動もできず、仲間とも走れないことで気持ち的にもスッキリしなかったです。そんな時に知人から紹介された鍼灸師さん。鍼灸は初めてだったのですが、藁をも掴むつもりで訪ねて行きました。そこで経験したのは、施術を通して少しずつ変化するカラダと、前向きになる心でした。カラダの不調だけではなく、心のケアもいつの間にかしていただきました。これだ！それが鍼灸との出会いでした。

 鍼灸師としての思い

みなさんと同じように、ハリは痛い、なんとなく怖いと私も思っていました。故障をしていなければ未だに出会ってないかもしれません。でも、施術を受けると細いハリで痛くもない。じっくり時間をかけた施術で痛みの解消とメンタルケアもしていただいたと感じました。落ち込んでいた生活から全てが解放された時に、私も人の役に立ちたいと考えるようになったことは自然の流れでした。３年間、厚生労働省認可校、東京衛生学園に通いました。解剖学、生理学、病理学や臨床医学総論、各論などの西洋医学の知識と東洋医学概論や臨床各論、そして技術、臨床力を徹底的に学びました。学校卒業時には、日本鍼灸師協会より表彰されました。ストレス社会で頑張る人を応援したい、人の役に立ちたいと思い開業し現在に至ります。現在でも、中医鍼灸アドバンスコース課程修了、脳卒中の後遺症などの施術に用いられる醒脳開竅法勉強会修了など研修会、勉強会などにも参加し、知識と技術の向上に努めています。８ヶ月の赤ちゃんから94歳の方まで昨年は拝見させていただき、長年の頭痛でお悩みの患者さんが寛解し、「鍼灸に出会えて感謝しています」と喜びのメッセージをいただいた時は、ちょっとウルウルときてしまいました。これからも鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師として、お悩みを抱えてお困りの方々を応援していきたいと考えています。

ワークス北参道鍼灸院　土屋 慶幸